本年度1万人目の来場者となり、坪田館長から記念品を受け取る沈さん(左)=チューリップ四季彩館

本年度1万人目の来場者となり、坪田館長から記念品を受け取る沈さん(左)=チューリップ四季彩館

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台湾から初の1万人 となみチューリップフェア・四季彩館

北日本新聞(2017年2月7日)

 となみチューリップフェアとチューリップ四季彩館を台湾から訪れた2016年度の観光客数が6日、初めて計1万人を達成し、砺波市中村の同館で節目の来場者に記念品が贈られた。2014年の誘客キャンペーン開始から来場者は年々伸び、15年度の約8千人から2割以上増えた。

 砺波市花と緑と文化の財団は2014年12月、台湾観光客を呼び込もうと「ようこそとなみキャンペーン」をスタート。となみチューリップフェアやチューリップ四季彩館の入場料割引やグッズのプレゼントなどを行い、誘客に努めてきた。

 台湾の温暖な気候のため咲かせるのが困難なチューリップの栽培にも取り組み、16年1月に嘉義(かぎ)市での開花に成功した。

 キャンペーンの効果や現地の旅行代理店への働き掛けなどで、16年度は春のフェアに約4千人が来場。中華圏の旧正月「春節」に合わせた冬場の観光客も今年から増加傾向にあり、多い日には400人超が同館に来館した。

 1万人目となったのは、台湾北部の新北市からツアーで訪れた沈☆倫(ちんぎょくりん)さん(24)。坪田俊明館長からフェアの記念切手シートと四季彩館の写真を収めた額を受け取り「色とりどりのチューリップはとてもきれいで、フェアも訪れてみたい」と喜んだ。

 坪田館長は「フェアや春節の期間だけでなく、年間を通して来てもらえるよう、今後は個人旅行者の誘客にも力を入れたい」と話した。

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