福井県大野市南六呂師にある市の温浴施設「うらら館」がリニューアルし11日、約4年ぶりに営業を再開する。9日、報道機関向けの内覧会があり、新たに設けられた「寝風呂」などが公開された。
寝そべって湯に漬かることができる寝風呂は、露天に男女2基ずつ登場。晴れた日の夜には、星空観察に日本一適していると認められたこともある六呂師の美しい夜空を見上げながら温まれる。
そのほかトロン温泉や低温サウナなど既存の施設はそのまま残し、床や壁などを新しくした。
11~26日は無料で入浴できる。営業は午前10時~午後9時。11日は餅つきやテント市などの記念イベントがある。
3月1日から通常営業で、入浴料は中学生以上600円、小学生以下300円(3歳以下無料)。月曜定休。
市商工観光振興課の湯川直課長は「市民の方に再開を楽しみにしてもらっていた。多くの方に来てほしい。市外、県外に向けても周辺施設と合わせてPRし、六呂師高原全体の活性化につなげたい」と話していた。
うらら館は1998年に営業を開始。六呂師高原スキー場などが事業停止した2012年12月から休業していた。再開に向けて市が昨年8月から改修を進めてきた。