高さ約12メートルの氷壁の様子を確かめる上田さん

高さ約12メートルの氷壁の様子を確かめる上田さん

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来れ!アイスクライマー 川上に高さ12メートルの人工氷壁

信濃毎日新聞(2017年2月10日)

 川上村川端下の岩根山荘は敷地内に巨大な人工氷壁を作り、アイスクライミングの利用を呼び掛けている。客足が鈍る冬場も多くの人に来てもらおうと、氷点下になる気候と湧き水を利用して、毎シーズン開設している。

 高さ約12メートル、幅約9メートル、厚さ約2メートルの氷壁が2面ある。業者に工事用の足場を組んでもらい、そこへ湧き水を流して作る。同山荘は1986(昭和61)年に開業。経営する上田弘さん(56)がアイスクライミング用の人工氷壁の話を宿泊客から聞いて、2010年12月に作り、冬季営業も始めた。今シーズンも1月から利用できるようにし、100人ほどだったシーズン中の利用者は、千人ほどに増えているという。

 「冬山に挑戦をしたい人などの練習場所にして、登山者の拡大につなげられるといい」と上田さん。アイスクライミングは2人一組で体験でき、料金は1人当たり1日2千円(宿泊者は千円)。アイスアックス(氷壁を登るためのおの)やアイゼンなど必要な装備の有料貸し出しもある。問い合わせは岩根山荘(電話0267・99・2200)へ。

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