旬のカキを味わえる「入善深層水かき祭り―冬の陣―」が３月５日、入善町下飯野の入善海洋深層水パークで開かれる。昨年に続く開催で、協賛する宿泊施設の利用者にカキの無料引換券を贈るキャンペーンを行うなど内容を拡充した。実行委員会（委員長・梅津將敬副町長）は「食を通じて町の魅力を発信したい」と意気込んでいる。

　当日は、入善の深層水で仕込んだ兵庫と三重、広島、香川、福岡の各県産のカキをそろえ、総延長４０メートル以上の炭火焼きコーナーで食べ比べを楽しめる。ズワイガニの特売、入善牡蠣（かき）ラーメンやアワビの販売もある。祭りは午前１０時～午後３時。

　入善町下飯野のレストラン「入善　牡蠣ノ星」では、コラボレーション企画として、テラス席に炭火焼きコーナーを開設するミニかき祭りを３月４～２０日に実施する。

　「街泊にゅうぜん～牡蠣グルメ旅行キャンペーン～」と銘打ち、町内５カ所のホテル・旅館の宿泊者に、カキ１０個と交換できる引換券をプレゼントする。対象期間は３～１１日で先着１１０人。かき祭りとミニかき祭りの両方で使える。

　牡蠣ノ星など飲食店のスタッフでつくる牡蠣ガールズと、宿泊施設の従業員による街泊おもてなシスターズがＰＲキャラバン隊として活動しており、９日に町役場で一連のイベントをＰＲした。メンバーは「入善に泊まっておいしいものを食べられる絶好の機会。多くの人に訪れてほしい」と話している。