島内約10の宿泊施設で味わえる「活ズワイガニ」の刺し身などの料理=佐渡市両津夷

島内約10の宿泊施設で味わえる「活ズワイガニ」の刺し身などの料理=佐渡市両津夷

新潟県 佐渡 グルメ 特産

[海の幸冬味たっぷり]3 活ズワイガニ 深層水泳がせ甘み増す

新潟日報(2017年2月14日)

 プリプリした身がぎっしりと詰まったズワイガニ。刺し身やボイル、カニすきなど、素材の味を楽しめる料理が、冬の観光客を引きつけている。近年は、低温で清浄な佐渡沖の海洋深層水で畜養し、生きたまま提供する「活(かつ)ズワイガニ」が人気だ。

 島内の赤泊漁港、多田漁港で水揚げされた新鮮なズワイガニを、いったん佐渡海洋深層水(佐渡市多田)の水槽に入れ、畜養してから島内の宿泊施設に出荷する。3月半ばごろまで実施する格安旅行パック「佐渡冬紀行」の加盟旅館など約10施設で味わえる。

 各施設では、動いているカニを宿泊客の元へ一度運び、眺めてもらってから調理にかかる。佐渡市両津夷の「湖畔の宿 吉田屋」は「生きたカニを見ることができ、大好評。カニすきを注文される方が多いが、お薦めはボイルですね」と話す。

 佐渡のカニはこれまで多くが首都圏などに送られ、島内ではあまり出回らなかった。冬場に落ち込む観光客に旬の味覚として売り込もうと、佐渡観光協会などが企画。佐渡海洋深層水や漁業者らの協力を得て活ズワイガニのサービスを始め、3シーズン目になる。

 佐渡海洋深層水はカニ用に5トン水槽を三つ管理。太陽の光が届かない水深約300メートルからくみ上げる水は水温1度前後で安定し、海面より水質がきれいなのが特徴だ。カニを10日ほど畜養すると泥を吐くために泥臭さがなくなり、えぐみも抜けて甘みが増すという。

 漁期は10月~翌年4月だが、島内出荷のピークは1、2月。佐渡海洋深層水の川口徳史取締役営業部長は「直前まで生かし、これ以上ない新鮮さで食卓に上げられる。よりおいしく食べてもらいたい」と力を込める。

〈佐渡の活ズワイガニ〉(1)佐渡での水揚げ(2)海洋深層水で短期間畜養(3)700グラム以上の大きさの雄(4)生きた状態で届けられる-の四つの条件を全て満たしたズワイガニだけが、「佐渡産の活ズワイガニ」として提供される。印として、専用のタグが付けられる。問い合わせは佐渡観光協会、0259(27)5000。

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