初公開されている阿弥陀如来坐像=福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

初公開されている阿弥陀如来坐像=福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

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成願寺の阿弥陀像初公開 定印が特徴、県立若狭歴史博物館

福井新聞(2017年2月15日)

 福井県若狭町の成願寺大坊(だいぼう)所蔵の阿弥陀如来坐(ざ)像が、小浜市の県立若狭歴史博物館で初めて公開されている。3月10日まで。

 坐像は同大坊の本尊で、町文化財に指定されている。普段は一般の人の目に触れることはなく今回、博物館が依頼し、常設展示室「若狭のみほとけ」内に展示している。

 高さは約88センチで、両手を足の上で組む「定印(じょういん)」のポーズが特徴。伏し目がちな穏やかな表情や、衣の襞(ひだ)の整った入念な彫り方など優美な姿から、平安末期から鎌倉時代にかけて、京で製作されたものとみられる。

 以前修理した際に、ヒノキの複数の材からなる寄せ木造りで、像の内側をくりぬき、乾燥によるひび割れなどを防ぐ「内刳(うちぐ)り」が施されているのを確認しているという。

 濱田沙矢佳学芸員は「若狭地方の仏像は京でつくられたものが多く、この坐像も特徴的。穏やかなお顔を見てほしい」と話している。

 27日は休館日。観覧料は一般300円(常設展含む)、高校生以下は無料。

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