老朽化に伴い応急的に改修する松本城の黒門

老朽化に伴い応急的に改修する松本城の黒門

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松本城黒門と本丸北石垣改修へ 老朽化で応急処置

信濃毎日新聞(2017年2月16日)

 松本市教育委員会は2017年度、国宝松本城本丸庭園への入り口となる黒門の改修工事をする。1960(昭和35)年の復元整備から半世紀以上経過して老朽化しており、屋根瓦をふき替えるなどの応急処置を行う。17年度の松本城特別会計当初予算案に事業費8千万円余を計上した。本丸北側の石垣も積み直し工事に取り掛かる。同予算案に事業費3700万円余を盛った。

 管理事務所によると、改修工事は7月から18年2月ごろまでを予定。来場者が多いため、工事期間中は安全を確保した上で通過できるようにする。黒門下部の石垣を網状のもので押さえ、石垣上の櫓(やぐら)については一部の柱の補強も行う。

 現在の黒門は正確な史実に基づいていないといい、大竹永明所長は「将来的には絵図などに基づいた復元を検討したい。まずは来場者の安全確保を最優先に応急工事を進める」としている。

 本丸北側の石垣は東西に約135メートル。03年度に行った石垣の現状調査で危険度が高かった部分という。16年度に実施設計をしており、17年度に東側から複数年かけて積み直しに着手する。

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