全国各地で行われる個性豊かな催しを顕彰する「ふるさとイベント大賞」が15日発表され、高岡市福岡地域の「福岡町つくりもんまつり」が最高賞の大賞(内閣総理大臣賞)に輝いた。県内からの大賞受賞は同市の「万葉集全20巻朗唱の会」が第1回で選ばれて以来20年ぶり。表彰式は3月3日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われる。
ふるさとイベント大賞はユニークな行事を全国に紹介し、地域に活力を生み出そうと地域活性化センター(東京)が1996年に創設。今回は全国から142件の応募があり、アートディレクターの北川フラムさんや作家の角田光代さんら9人が審査した。
つくりもんまつりは300年以上にわたって地元住民に守り伝えられ、作品制作などを通して地域の結び付きを強めていることが評価された。
毎年9月23、24の両日に開催し、地元で取れた野菜や果物を使って話題の人や世相を表現した見立て細工が街角に並ぶ。秋の風物詩として定着し、昨年は県内外から13万人が訪れた。つくりもんまつりは市や福岡町観光協会、福岡町地域自治会連合会、市商工会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。