小諸市中心市街地で18日、商家や民家に伝わるひな人形などをそれぞれに展示する「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」が始まった。約100軒が参加。街全体が華やかな雰囲気に包まれ、訪れた人々の目を楽しませている。
町並みを生かして伝統文化を継承していこうと始まり、13回目。初日は健速(たけはや)会館でオープニングセレモニーがあり、女性たちがコカリナを演奏して盛り上げた。
「北国街道ほんまち町屋館」では、入り口近くに置かれたひな壇と色鮮やかなつるし飾りがお出迎え。奥に入った場所でも、人形やぼんぼりなどがずらりと並ぶ。長女と訪れた上田市の金沢君江さん(65)は「おひなさまは立派で、つるしびなもきれい。気持ちが温かくなります」。
3月5日までの期間中、多彩なイベントを用意。4、5日は小諸城大手門から中心地を歩く「お人形さんめぐりガイドツアー」、4日は「わら馬パレード」がある。問い合わせは町屋館(電話0267・25・2770)へ。