曳山に関する映像をバックに古式ゆかしい音色を響かせる下新町=越中八尾観光会館

曳山に関する映像をバックに古式ゆかしい音色を響かせる下新町=越中八尾観光会館

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しっとりおわら、ゆったり曳山囃子 越中八尾冬浪漫

北日本新聞(2017年2月19日)

 富山市八尾町中心部で開かれている「越中八尾冬浪漫(ろまん)」のメインイベント「民謡セッション」が18日、同市八尾町上新町の越中八尾観光会館で行われ、地元を代表する「越中おわら」と「八尾曳山囃子(ひきやまばやし)」が競演した。

 曳山を伝承する6町から下新町が出演。直径約1メートルの太鼓が奏でる重厚でゆったりとしたリズムに、三味線と笛の旋律を重ねた。曳山に関する映像をバックに古式ゆかしい音色を響かせた。

 県民謡越中八尾おわら保存会は、哀調を帯びた胡弓(こきゅう)と三味線の音色に、味わい深い唄を乗せ、踊り手がしっとりとした所作を見せた。

 ステージに先立ち、越中八尾観光協会の杉山峰夫会長が「八尾の魅力を北陸や日本、世界に発信していきたい」とあいさつし、斉藤北日本新聞社常務が祝辞を述べた。

 この日は、民謡セッションのほか、地元の食が集まる「ふるさと屋台村」、曳山の模型を使って構造を解説する「みんなの曳山教室」、おもてなしをテーマにした講演会も行った。

 冬浪漫は26日まで。民謡セッションと、ふるさと屋台村、曳山教室、講演会は19日も行う。期間中は、おわらを楽しめる「風の盆ステージ」と禅寺坂周辺のライトアップもある。北日本新聞社共催。問い合わせは越中八尾観光協会、電話076(454)5138。

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