飯田市のみそ・漬物蔵元の稲垣来三郎匠で19日、主に中京圏からの観光ツアー客29人がみその熟成体験をした=写真。店が仕込んだみそ約2・5キロを袋に入れ、たる詰めして持ち帰った。
南信州観光公社(飯田市)が企画。参加者はしゃもじでみそをたるに隙間なく詰め込んだ。おいしくなるようにと、たるにメッセージを添える参加者もいた。
25度ほどの室温に置き1カ月ごとにみそをかき混ぜ、約3カ月間たつと食べ頃を迎える。愛情を込め、たるに「美しい子」と記した愛知県知多市の加藤美代子さん(69)は、「みそ汁を作るのが楽しみ」と笑顔。