氷見市北大町の柿太水産(柿谷正成社長)は21日、ブリをぬか漬けにする「こんかブリ」の仕込みを行った。伝統的な保存食「こんかイワシ」の製法を応用した一品で、従業員が地元食材を使って作業に精を出した。
1月下旬以降に氷見漁港に水揚げされた寒ブリ約20本を仕入れ、さばいて塩漬けにしておいた。21日は切り身に無農薬で栽培された黒部産のぬかをまぶし、氷見産のこうじと唐辛子と一緒に木の桶に積み重ねた。
梅雨明けまで発酵させ、7月以降に販売する。同社の柿谷政希子さんは「脂が乗っているブリだからできる。凝縮したうまみと香りを楽しんでもらいたい」と話した。