ピースキッチン新潟が開発した減塩メニュー=21日、新潟市中央区

ピースキッチン新潟が開発した減塩メニュー=21日、新潟市中央区

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ピースキッチン新潟 食通じ健康後押し 第1弾レシピ発表

新潟日報(2017年2月22日)

 地域の食文化の発信や交流に取り組む一般社団法人「ピースキッチン新潟」(新潟市中央区)は地域の健康と食文化をテーマとするプロジェクトを立ち上げ、21日、第1弾のレシピを発表した。3月から同区のレストランで提供し、普及を進める。

 「新潟ヘルスフードプロジェクト」と銘打ち、1月に新潟市なども協力して立ち上げた。シェフや地域の生産者、流通業者などが連携し、食を通じて地域の健康づくりに役立てる。

 新潟県は塩分摂取量が全国平均より高めに推移し、脳血管疾患や胃がん死亡率が全国平均より高い。こうした状況を踏まえ、食生活から改善するレシピ開発に着手した。

 手軽に入手できる食材を使い、素材の味を生かして塩分は控えめに調理するのがコンセプト。新潟市中央区のビルボードプレイス2内のレストラン「ファームテーブルSUZU」の鈴木将オーナーシェフらが1カ月ほどかけて考案した。

 鈴木シェフらは21日、同店で発表会を開き、県産イチゴ「越後姫」と春野菜を使ったサラダ、フキノトウのみそを載せたおにぎりとジャガイモグラタンの3品を披露。塩の代わりに粉チーズや無塩バターなどを使い、減塩していることをPRした。

 3月からファームテーブルSUZUで提供し、県内スーパーなどにも商品化を提案する。家庭でも調理できるようホームページ上でレシピを公開する。

 ピースキッチン新潟は市民向けアンケートを実施し、食の傾向を調査、分析し、季節ごとのレシピを開発する。横山裕代表理事は「食と健康は大きなテーマ。おいしい食事の延長で減塩につながるよう地域全体で進めたい」と話した。

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