「立山黒部に愛着を持ってほしい」とあいさつする中尾会長(右)=高志会館

「立山黒部に愛着を持ってほしい」とあいさつする中尾会長(右)=高志会館

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世界認定へ魅力発信 立山黒部ジオパーク

北日本新聞(2017年2月27日)

 県内9市町村の自然で構成される「立山黒部ジオパーク」の2020年の世界ジオパーク認定を目指し、立山黒部ジオパーク協会(会長・中尾哲雄アイザック最高顧問)は26日、「目指せ!世界へ キックオフコンベンション」を富山市千歳町の高志会館で開いた。県内の政治・経済界の代表者や同会員ら約200人が参加し、県東部の誇る自然を世界へ発信することを確認した。

 ジオパークは、地質や地形の見どころを「大地の公園」として保全し、教育や観光資源に活用する取り組み。立山黒部は、2014年に「日本ジオパーク」に認定された。ユネスコによる世界認定の審査に向け、4月に日本ジオパーク委員会へ国内推薦を申請する予定だ。

 中尾会長が「立山黒部に愛着と誇りを持ち、良い結果になるよう頑張る」とあいさつ。県知事政策局の磯部賢理事と立山黒部ジオパーク支援自治体会議会長の堀内康男黒部市長が祝辞を述べた。

 同協会の竹内章会長代行が、約80万年前にできた新しい花崗岩(かこうがん)がむき出しになるほど地殻変動が急速に進む珍しい地質などを、国内推薦の申請書でアピールすることを紹介。大橋聡司副会長が「『つなぎはぐくむふるさと富山のジオパーク』を合言葉に、未来に向かってチャレンジする」と表明を読み上げた。

 日本山岳ガイド協会公認山岳ガイドで、ウェック・トレック顧問の貫田宗男さんが記念講演した。

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