宇奈月温泉の月をテーマにしたイルミネーションが1日、黒部市宇奈月温泉の総湯「湯めどころ宇奈月」の外壁を活用して始まった。31日まで同温泉街を幻想的に照らす。
宇奈月温泉は昨年、同所で開かれた「全国名月サミット」で後世に残したい「日本百名月」の鑑賞地に認定された。イルミネーションは「宇奈月温泉百名月物語」と題し、旅館やホテルなどに月にちなんだ飾り付けを施すイベントを展開している宇奈月温泉百名月物語実行委員会(委員長・石田唯一宇奈月温泉旅館協同組合副理事長)が、メイン企画として実施した。
総湯「湯めどころ宇奈月」で点灯式があり、能澤雄二副市長と石田委員長、夜景情報を発信する「夜景観光コンベンション・ビューロー」(東京)の丸々もとお代表理事らがあいさつ。音楽が流れる中、同施設の壁面に山々の上に輝く月や流れ星を2匹のウサギが見つめるイルミネーションが始まると、地元住民や観光客から歓声が上がった。
期間中、毎日午後6時から9時すぎまで点灯。30分ごとに5分間のプログラムを上映する。