2016年に矢沢公園で咲いた桜

2016年に矢沢公園で咲いた桜

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矢沢城跡、桜の名所もう一度 上田で4月初の祭り

信濃毎日新聞(2017年3月3日)

 上田市殿城の住民有志でつくる「矢沢城跡さくら会」(高見沢高男会長)と矢沢自治会が4月8〜23日、地元の矢沢公園で「矢沢城跡さくら祭り」を初めて開く。かつて桜の名所とされた場所に再び人を呼び込もうと企画した。期間中はぼんぼりを点灯し、夜桜も楽しめるようにする。「地区外からも多くの人に見に来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 矢沢公園は、戦国武将・真田幸隆の弟、矢沢綱頼(頼綱)が築いたとされる矢沢城があった場所で、多くの桜が植樹されている。同会によると昭和30年代ごろまでは、桜の開花期に露店が並び、丸子町(現上田市)などからも花見に訪れる人でにぎわった。近年は桜に枯れ枝が目立ち、公園内がイノシシに荒らされることも増え、荒れた状態だったという。

 同会は「公園の桜をもう一度、世に出したい」と昨年1月に結成。桜の手入れや案内看板の設置などに取り組んできた。市の「わがまち魅力アップ応援事業」の補助金を活用し、公園内の延長約150メートルに120個のぼんぼりをともす。祭り期間中の4月15、16日はお茶を用意。16日は団子や焼き鳥を販売するほか、「こども相撲大会」を開く。桜の開花状況に合わせて、桜茶の講習会も予定している。

 同会事務局長の古平敏幸さん(68)は「地域への愛着を深めるきっかけになると思う。発展させながら息長く続けていきたい」と話している。こども相撲大会に参加する小学生を募集しており、申し込みは古平さん(電話090・4460・3865)へ。

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