木を使った創作に取り組む「信州の作家3人展」が、名古屋市中区の複合ビルで開かれている。松本市島内のあさのたかをさん(69)、木曽町福島の下畑繁さん(64)、上松町小川の鈴木裕さん(58)が作品を展示販売。材料の木を木曽地方などで調達しており、御嶽山噴火災害後の観光誘客を応援しようと、売り上げの一部を木曽町に寄付する。
あさのさんは安曇野市を拠点に活動。切り分けた木片を組み合わせ、木目や色合いを生かして動物や植物などを表現した「木壁画」や、タイルに山岳風景を描いた作品などを並べた。木曽地方にはスケッチなどのためよく出掛けるといい、「観光客が増えるよう、少しでも支援になれば」と話している。
下畑さんと鈴木さんは、木曽地方などの木を使った家具やクラフト作品を展示。下畑さんは「観光客が来てもらえば(木曽地方が)活気づく」と期待し、鈴木さんは来場者に木曽地方のイベントも紹介していた。
展示販売は、あさのさんは11日まで、下畑さんと鈴木さんは12日まで。