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一茶学ぶ「サロン」内容固まる 長野・長沼地区で没後190年記念

信濃毎日新聞(2017年3月8日)

 信濃町出身で江戸時代の俳人小林一茶(1763〜1827年)が今年、没後190年を迎えるのを記念し、一茶研究者らゲストをゆかりのある長野市長沼地区に招き、5月から毎月開く「ワンサロン(一茶論)in長沼」の日程が固まった。「長沼一茶イヤー」と銘打った事業の一環で、それぞれの立場で一茶の生涯や人となり、地域との関わりについて語ってもらう=表。

 「一茶と出逢(あ)うまち『長沼』一茶ゆかりの里づくり」事業は、一茶と俳句の魅力を発信し、地域をPRしようと、長沼りんごホール(長沼公民館)が企画。ワンサロンは「いっさ」の語呂合わせで毎月13日を「一茶の日」とし、2018年1月まで9回開く(8月のみ3日開催)。今年公開予定の映画「一茶」(リリー・フランキーさん主演)を監修する一茶研究者の矢羽勝幸・二松学舎大客員教授(上田市)らが講師を務める。

 ホールによると、一茶と長沼の関係は深く、65歳の生涯の中で46歳ごろから長沼へ通いつめ、記録上で664日宿泊している。約40人の門人たちに迎えられた。一茶にとって心の休まる地で、風情や人情に魅せられ、長沼を詠んだ句を多く残しているという。

 また、長沼りんごホールが直木賞作家ねじめ正一さんに依頼していた特別講演会は、8月25日午後1時半〜3時に日程が決まった。ねじめさんは、一茶の句を中心に据えた小説「むーさんの背中」を信濃毎日新聞に連載している。「一茶の俳句にひっぱられて」と題して講演する。参加費2千円で、定員100人。全員に8月発売のむーさんの背中の単行本(サイン入り)を贈る予定だ。

 「一茶という人間をどのように捉えるか難しいところだが、それをひもとく機会にしてほしい」と、長沼りんごホール。ワンサロンの定員は各回70人(先着順)。参加費は全9回で2700円。問い合わせは同ホール(電話026・295・9697)へ。

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