専用テラスなどを備えた「らべんだあ」のスイートルーム=8日、新潟市東区

専用テラスなどを備えた「らべんだあ」のスイートルーム=8日、新潟市東区

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新潟-小樽間 新造船が就航 新日本海フェリー

新潟日報(2017年3月9日)

 新潟-小樽間を結ぶ新日本海フェリー(大阪市)の新造船「らべんだあ」が完成し、新潟市東区の山の下埠頭(ふとう)で8日、報道陣に公開された。従来船よりも省エネ化したほか、露天風呂やペットを同伴できる客室を設け船旅をより楽しめるようにした。9日の新潟発の便で就航する。

 同航路で新造船を投入するのは14年ぶり。「らべんだあ」は全長197・5メートルで総トン数は1万4125トン。旅客定員は600人で、トラック150台と乗用車22台を載せられる。

 新潟-小樽間を16時間程度で結び、従来よりも到着時間が1時間から3時間半ほど早まる。船首の形やスクリューを改良して従来船より燃料消費量を約10%削減した。建造費は約90億円。

 露天風呂は最上階に設けられ、乗船客から要望が多かったペット同伴の客室も2室用意。専用のテラスや海を眺められる浴室を備えたスイートルームも4室設置した。運賃は1人当たり6480~3万7030円(時季により変更あり)。記者会見で入谷泰生社長は「ゆっくりとくつろいだ船旅を楽しんでいただきたい」と語った。

 新潟-小樽航路は2隻が就航。6月には「らべんだあ」と同型の新造船「あざれあ」が就航する予定。

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