今春のとなみチューリップフェアに向け、砺波市花と緑と文化の財団は10日、メイン会場となる砺波チューリップ公園(同市花園町)で、花壇への日差しを遮るネットの取り付けを始めた。フェア期間中に見頃を迎えるよう、チューリップの開花を調整する。
昨年は、生育が早く気温が高めに推移すると見込まれたため、平年より早い2月中旬に設置した。今年は、今後の気温が平年並みかやや低いとみられ、昨年より遅くした。
この日は市内の造園業者が、大花壇に取り付けられたアーチ状のパイプ枠にネットをかぶせた。17日ごろまでに全ての花壇を覆う。
4月初旬にネットやパイプ枠を取り外す予定。同22日の開幕時に約3割、同月末に全ての花が咲くように生育を抑制する。会期は5月5日まで。