ＬＥＤ電球の光が越前水仙の畑一面に広がるイルミネーションイベント「水仙岬のかがやき」のオープニングセレモニーが１１日、福井県越前町血ケ平の越前岬水仙ランドで開かれた。日が落ちるにつれ"明かりの花畑"が一面に広がり、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

　越前水仙の見ごろを終えた閑散期に観光客を呼び込もうと、地元住民らでつくるまちづくり団体「上岬地区を良くする会」が昨年から開いている。ＬＥＤ電球をペットボトルに入れた「ペットボタル」を昨年より７千個増やし、ことしは１万６１００個を設置した。

　セレモニーでは同会の桝谷桝一会長や内藤俊三町長らがボタンを押して、点灯を祝った。ランド内は越前水仙をイメージした白や黄、緑の光がゆっくりと明滅し、参加者は遊歩道を散策しながら明かりを楽しんでいた。

　期間は５月２８日まで。点灯時間は日没後から約４時間。入場無料。