天竜川で川下り舟を運航する「天龍ライン遊舟」(飯田市)は14日、観光シーズンを迎えるのに合わせて安全祈願祭と川開きを飯田市龍江の天龍峡温泉港などで開いた。下伊那郡泰阜村の泰阜中学校3年生11人を招待。生徒たちは穏やかな春の風を感じながら、舟の上で歌を歌ったり景色を眺めたりした。
同社の川下りは、天龍峡温泉港から泰阜村の唐笠港までを約50分かけて下るコース。安全祈願祭に続いて船頭の吉田俊さん(36)が舟を出し、生徒11人が乗り込んだ。ガイドの三浦智恵子さん(53)は、巨岩「竜角峰」など天竜峡「十勝」を紹介。色とりどりの風船を飛ばして川開きを祝った。
4月上旬には舟からミツバツツジや山桜を楽しめる。