蛭谷和紙の道具を持ち意欲を新たにする協議会メンバーら=蛭谷自治会館

蛭谷和紙の道具を持ち意欲を新たにする協議会メンバーら=蛭谷自治会館

富山県 黒部・宇奈月・新川

朝日ブランドを発信 蛭谷和紙と薫製生産の事業本格化

北日本新聞(2017年3月16日)

 朝日町の「"いってみたい、住みたい朝日町"ブランドづくりプロジェクト」で、薫製生産と蛭谷(びるだん)和紙文化の復活に向けた事業が本格化している。それぞれに取り組む有志らが15日、試食会を開いたり協議会を設立したりして機運を高めた。

 プロジェクトは地方創生加速化交付金を活用し、朝日町独自の魅力創造を目指す。薫製と蛭谷和紙の他に町特産・バタバタ茶を生かした新商品の開発にも取り組んでいる。

 蛭谷自治会館では蛭谷和紙伝承協議会(長崎喜一会長)の発足式が行われた。昨年に準備委員会をつくり、作り方や原料の調達法を確認してきた地元住民ら約15人が、新たに購入した道具を見ながら今後の予定を話し合った。原料となるコウゾは現在約20キロあり、はがきや名刺のサイズを中心に作っていくという。

 笹原靖直町長も訪れ「和紙文化の発展を心から願っている」とあいさつした。

 町役場では魚津市内の飲食店から講師を招いた薫製の研修会が開かれた。町内の漁協や飲食関係者ら約10人が複数の作り方を学び、食材に味を付けるために有効なソミュール液の説明を受けた。

 ブリやイノシシ肉、枝豆を使った試作品を食べ比べ「いい香り」「初めての味でおいしい」と感想を述べ合った。

 町は新年度にこのプロジェクトを発展させ、地方創生推進交付金を活用した事業を始める。薫製の加工施設を整備し、蛭谷和紙に四季折々の色合いや模様を引き出す新しい製法を取り入れる。

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