「千年鮭 井筒屋」で提供する「塩引鮭お茶漬御膳」のイメージ

「千年鮭 井筒屋」で提供する「塩引鮭お茶漬御膳」のイメージ

新潟県 村上・胎内 グルメ 特産

芭蕉ゆかりの宿、鮭料理専門店としてオープン

新潟日報(2017年3月17日)

 江戸時代、俳人松尾芭蕉が投宿した場所とされる村上市小町の旅館「井筒屋」の建物を活用し、同市大町の鮭(さけ)加工販売業「村上の千年鮭 きっかわ」(吉川真嗣社長、旧社名・味匠喜っ川)が、17日に同市名産の塩引き鮭を食べられる食事どころを開店する。

 小町地区は元禄年間(1688~1704)、村上の城下が栄えたことに伴い、出羽街道の旅籠(はたご)街として整備されたという。井筒屋の場所は1689年、芭蕉と河合曽良が「おくのほそ道」をたどる旅の中で2泊したところとされている。

 井筒屋は2001年に1度廃業。それでも、07年に国登録有形文化財になるなど、歴史ある町並みを復活させる機運が地域で高まったことを受け、簡易宿泊施設兼カフェとして、08年に再オープンしたが、昨年末で閉店していた。

 大町、小町地区の歴史的な町屋の風情を守っていきたいと、きっかわの社員が吉川さんに相談。同店を訪れる観光客から「実際に食事として商品を食べてみたい」との要望が多くあったことや、通年で鮭を専門に食べられる店が少なかったことから、井筒屋の場所を借り受け、塩引き鮭などの料理を出す店を展開することにした。

 店名は「千年鮭 井筒屋」。芭蕉の出身地・三重県伊賀の土鍋を使って炊いた関川村産のコメと、卓上七輪(しちりん)の炭で焼く塩引き、出汁(だし)茶をセットにした「塩引鮭お茶漬」(税抜き800円)をメインに、酒びたしや鮭の生ハム、ハラコみそ漬けなどをセットにした「御膳」(税抜き1600~3500円)などを提供する。

 テーブルや座敷などがあり、定員は約40人。午前11時~午後3時(土日は午前10時半~午後3時半)。吉川さんは「胃袋を満たしてもらうだけでなく、塩引きを焼くなどの体験で、村上を満喫してほしい。また、芭蕉のファンの人にも立ち寄ってもらいたい」と話している。問い合わせはきっかわ、0254(53)2213。

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