アプリの基本画面。利用者に最適な観光情報が提供される

アプリの基本画面。利用者に最適な観光情報が提供される

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「お薦め観光スポットはここ」 アプリ普及目指す

北日本新聞(2017年3月18日)

 あなたには、ここがお薦め-。富山を訪れた観光客の満足度を高めるため、とやま観光推進機構と県立大は、利用者ごとに最適な情報を提供するスマートフォン用アプリを共同で開発した。性別や年齢、目的地などに応じて、画面に映し出される情報をシステムが自動で判断する。17日から利用できるようになった。

 アプリの名称は「ディスカバー トヤマ」。年齢などの個人情報を入力し、県内の主要な観光地32カ所から行きたい場所を選ぶと、合わせて訪れたら良い「お薦めスポット」が自動で表示される。

 県内を実際に旅行した人を対象にした移動ルートや訪問先の満足度に関するアンケートの結果に基づいて、人工知能(AI)がアプリの利用者の求める情報を推測する仕組みになっている。

 利用者の現在地や時刻に応じて、提供する情報が変わる機能も搭載。富士通が開発した新たな技術で、初めて実用化された。例えば、立山黒部アルペンルートを訪れた場合、詳しい地図が画面に表示され、周辺の施設が紹介される。

 画面を提示することで、県内の協力施設でクーポンとしても利用できる。

 観光推進機構は宿泊施設や観光地にチラシを置き、アプリの浸透を目指す。

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