7〜9月にJRグループや県内自治体が展開する大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」の100日前イベントが23日、県内各地であった。計42駅に設置されたカウントダウンパネルがDC開始までの日数を刻み、機運を盛り上げていく。
長野市の長野駅で行われたパネルの除幕式には県観光大使のタレント峰竜太さん(下伊那郡下條村出身)が訪れ、「皆さん一人一人が観光大使になったつもりでおもてなししてほしい」と呼び掛けた。
諏訪市の湖畔公園では、下諏訪町木遣(きやり)保存会(諏訪郡下諏訪町)の子どもらが「協力一致でお願いだー」と木やりを響かせた。諏訪湖温泉旅館協同組合理事長の伊東克幸さんは「これを機に県民が一体となったおもてなしにつながればいい」と話した。
松本市の松本駅では松本蟻ケ崎高校(松本市)の生徒が吹奏楽やダンスを披露。駅長の北島喜美雄さんは「何度も来てもらうには地域の皆さんのおもてなしで松本を好きになってもらうことが大事」。
今回のDCが、駅開業後初となる北陸新幹線(長野経由)飯山駅(飯山市)。イベントで足立正則市長は「グリーンシーズンの誘客が課題。(信州DCで)周辺自治体と連携し、大勢に飯山市や周辺地域を訪れてもらえるようにしたい」とあいさつした。