103万人余の入館者を集めた「信州上田真田丸大河ドラマ館」=昨年11月、上田市の上田城跡公園

103万人余の入館者を集めた「信州上田真田丸大河ドラマ館」=昨年11月、上田市の上田城跡公園

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「真田丸」上田のドラマ館 想定上回る入館者で黒字見込み

信濃毎日新聞(2017年3月28日)

 上田市や民間事業者などでつくる「大河ドラマ『真田丸』上田市推進協議会」は27日、第5回総会を市内で開いた。大河ドラマの衣装や小道具を展示した「信州上田真田丸大河ドラマ館」は入館者が当初の想定を上回り、2016年度決算見込みは約1700万円の黒字となった。

 大河ドラマ館は上田城跡公園の旧市民会館を活用し、市が2億3千万円余をかけて整備。16年1月に開館し、同協議会が運営した。入館者は7月31日に当初の年間目標50万人を突破。17年1月15日の閉館までに103万5208人が訪れた。市によると、少なくとも08年以降に開設された全国の大河ドラマ館では過去最多という。

 同協議会長の柳沢憲一郎・上田商工会議所会頭は「103万人の金字塔を記録できた。(長野経済研究所の調査で)83・8%の人が『また上田に来たい』と答えており、市民の協力があってこそ」とあいさつ。母袋創一・上田市長は、人気を呼んだ劇中のせりふを絡めて「また来たいと思ってもらえるまちづくりを『抜かりなく』進めたい」と述べた。

 黒字分は、協議会規約に基づき市に帰属する。協議会は今月末に解散する。

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