「お試し移住」で下諏訪町が移住希望の利用者への宿泊費補助を予定する旅館の一つ「鉄鉱泉本館」

「お試し移住」で下諏訪町が移住希望の利用者への宿泊費補助を予定する旅館の一つ「鉄鉱泉本館」

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪 その他

下諏訪で「お試し移住」を 1泊2500円、最大10泊補助

信濃毎日新聞(2017年3月30日)

 下諏訪町は4月にも、町内への移住を希望する人が下見などで町内の旅館に宿泊する場合、1人当たり1泊2500円を最大10泊分まで補助する制度を創設する。人口増対策の一環で、移住希望者の経済的な負担を抑え、「お試し移住」してもらう目的。旅館に協力を依頼し、補助制度を利用するための専用プランを作ってもらう予定だ。

 町内には、食事付きで1泊1万円以下から2万円以上までさまざまな価格帯の旅館がある。町は移住希望者の負担を1泊5千円程度に抑えたい考えで、制度を利用できる旅館は3軒ほどにする予定だ。家族で町を訪れるケースも想定し、1組3人までを補助の対象とする。

 専用プランは、素泊まりや朝食のみなどにして価格を抑えてもらう。さまざまな食を味わってもらうため、食事提供は町内の飲食店と連携することも検討している。

 補助を希望する場合は10日前までに町へ申し込む。移住の意向を確認するため、町職員が不安に感じていることや宿泊中にしてみたいことなどを事前に聞き取り、滞在を終えた後のアンケートへの回答を条件にすることも検討している。

 町は1年間に90泊分の利用を見込み、2017年度当初予算に総額22万5千円を盛った。町移住定住促進室は、移住希望者に移住コンシェルジュや既に町内に移住した人の紹介もする。「宿泊や町民の『おせっかい』を通して町の人とつながりをつくり、移住を後押ししたい」としている。

今月のお得な国内ツアー びゅう

蓼科・八ヶ岳・諏訪 ニュース