自身の目線で魚津の魅力をアピールしていく李さん(手前)=魚津市役所

自身の目線で魚津の魅力をアピールしていく李さん(手前)=魚津市役所

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台湾女性目線で魚津観光HP 市役所勤務の李さん担当

北日本新聞(2017年4月1日)

 魚津市などでつくる市台湾インバウンド推進実行委員会は31日、台湾人旅行客を増やそうと、観光情報を現地の文字で紹介するホームページ(HP)を公開した。台湾出身でワーキングホリデーを利用して市商工観光課で働く"花ちゃん"こと李宜芳(リイファン)さん(27)が執筆。個人観光客はブログなど日記風サイトを参考にする人が多いため「私の体験や目線で魚津の魅力を伝えたい。たくさんの人が来てくれたらうれしい」と話している。

 魚津市は、台湾で「一生に一度は行ってみたい」とされている立山黒部アルペンルートと、黒部峡谷鉄道という両人気スポットの中間に位置。地理的条件や、蜃気楼(しんきろう)や国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「たてもん行事」、魚介類を中心としたグルメ、宿泊施設といった資源を生かそうと、台湾人旅行客の旅の拠点を目指している。

 李さんは昨年7月から、市で中国語圏向けデータ・資料の翻訳などに携わる。名前の「芳(ファン)」が現地の読み方で「花(ファン)」と通じることから愛称は"花ちゃん"。「魚津の海辺の景色がお気に入り」と言う。

 たてもん祭りやバイ飯、刺し身といった写真を使い「3~6月ごろに来たら、しんきろうロードに行ってみてください。蜃気楼が出たらいいことがあるかも」などと中国語の繁体字でつづっている。市外の観光地も取り込んだ東京と名古屋発着のお薦めルートも掲載。内容を順次拡充し、対応言語の拡大も検討している。

 HP「北陸・魚津観光案内」はhttp://go-uozu-japan.com/tw/

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