丹羽さんの解説に聞き入る来場者=金沢市の県立美術館
石川県 金沢市周辺 祭り・催し
北國新聞(2017年4月4日)
金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で開催中の第73回現代美術展には、3日も多くの美術愛好者が訪れた。県立美術館の日本画会場では、県美術文化協会理事で金沢学院大特任教授の丹羽俊夫さんが解説に立ち、「線と面で勝負するのが日本画や」と特徴を語った。 丹羽さんは日本画と洋画の違いについて「洋画は光と影を描き、立体感を表現するが、日本画はしない。描く対象を洗練、昇華させて平面に表現する」と説明した。展示作品を例に、輪郭を濃く描く「隈(くま)取り」などの表現技法を説明した。
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