ライトアップが始まった光前寺の境内で池の水面に浮かび上がる三重塔=7日午後7時、駒ケ根市

ライトアップが始まった光前寺の境内で池の水面に浮かび上がる三重塔=7日午後7時、駒ケ根市

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三重塔、特別の輝き 駒ケ根・光前寺、20回目ライトアップ

信濃毎日新聞(2017年4月8日)

 駒ケ根市赤穂の古刹(こさつ)・光前寺で7日夜、境内の県宝「三重塔」や一部参道などのライトアップが始まった。毎年春、同寺の桜のライトアップを続ける地元観光事業者などの実行委員会が、20回目の節目に合わせて特別に企画。国名勝に指定されている境内は厳かな雰囲気が一層際立ち、訪れた人たちが見入った。

 温かみのあるハロゲンライトが参拝者を導くように参道に置かれた。夕方に雨がぱらついたが、夜になると三重塔は精緻な造りの細部までが闇夜にくっきりと浮かび上がり、近くの池にも映り込んだ。

 実行委によると境内のシダレザクラなどは15日ごろに開花し、4月いっぱい楽しめそう。ライトアップは午後7〜9時で、30日まで続ける。

 長野地方気象台によると、7日の県内は東海上にある高気圧の影響で各地で気温が上昇。4月上旬から5月下旬並みの暖かさとなった。全30観測地点のうち長野や松本、上田など14地点で最高気温が今年最高を記録した。8日も気圧配置はあまり変わらず、北中部を中心に気温が上がる。

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