一印上越魚市場と井部真理さんが考案した新しいサメ料理=上越市の高田公園

一印上越魚市場と井部真理さんが考案した新しいサメ料理=上越市の高田公園

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サメ食文化広めたい 高田観桜会に新メニュー

新潟日報(2017年4月10日)

 上越市の一印上越魚市場と、同市の料理研究家井部真理さんが新しいサメ料理「ロング串カツ」と「味噌(みそ)テリカツ丼」を共同で考案し、高田城百万人観桜会会場の高田公園で販売している。「長い歴史がある上越の"サメ食文化"を継承し、市外の人にも広めていきたい」とアピールしている。

 上越では江戸時代からサメが庶民の味として親しまれてきた。しかし近年、魚離れや核家族化で消費量は減少傾向。このままでは郷土の食文化が継承されなくなると危機感を覚えた一印上越魚市場と井部さんが、スーパーや飲食店でも手軽に販売できるようにと商品化に取り組んだ。

 串カツは、上越市が購入を目指す戦国武将上杉謙信の愛刀で、国宝の太刀「無銘一文字(山鳥毛)」をイメージして長さ18センチ前後の切り身を使用。カツ丼のソースは糀(こうじ)の甘みが特徴の上越産みそがベースで、淡泊な味のサメに合うという。

 いずれの商品も、切り身に魚醤(ぎょしょう)で下味を付けた後、米粉入りの衣で揚げた。井部さんは「外はさくさく、中はしっとりした食感に仕上がった」と話している。

 商品は高田公園の極楽橋近くにあるブースで販売。ロング串カツは350円、カツ丼は500円。カツ丼をおむすびにした商品(200円)もある。今後はスーパーや飲食店での展開も検討している。

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