公開が始まり、夫婦や家族連れらが足を運んだ日展富山展。彫刻部門では解説会も開かれた=県民会館

公開が始まり、夫婦や家族連れらが足を運んだ日展富山展。彫刻部門では解説会も開かれた=県民会館

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秀作319点一堂に 日展富山展

北日本新聞(2017年4月16日)

 日本画や彫刻など5部門の秀作が一堂に会する「改組新第3回日展富山展」が15日、県民会館で始まり、2年ぶりの開催を待ちわびた美術ファンが足を運んだ。より開かれた公募展を目指しての改組から3回目を迎え、会場には新風を感じさせる鮮烈な色合いの洋画から、長年の修練が伝わる工芸美術、書まで多彩な表現が並び、来場者は美との対話を楽しんだ。5月7日まで。 

 日展は110年の歴史を持つ日本最大級の公募展。富山展は2015年以来の開催で、昨秋に都内で開かれた本展からよりすぐった秀作に、地元作家の作品を加えた319点を展示した。

 午前9時半に開場すると、夫婦や親子連れらが次々に訪れ、東日本大震災の犠牲者に対する鎮魂の思いを込めた奥田小由女(さゆめ)日展理事長の人形「三陸の海への祈り」や、雪の積もった古木を題材に深い精神性を感じさせる画面に仕上げた土屋礼一(れいいち)同副理事長の日本画「雪餘(せつよ)」をじっくり鑑賞。特選や会員賞などの入賞作も人気を集めていた。

 彫刻部門の会場では、急きょ解説会を開催。日展会員の齋藤尤鶴(ゆうかく)さん(砺波市)が見どころを語った。趣味で彫刻に取り組んでいるという富山市蓮町の柴田政弘さん(59)は「毎回鑑賞しているので、公開が待ち遠しかった」と話した。母親ら家族4人と一緒に来た入善町桃李小学校4年の濱田淳也君は「写真のように見える絵があった。すごい。僕も描いてみたい」と目を輝かせた。

 会期中は無休。開場時間は午前9時半~午後6時(入場は午後5時半まで)。一般1100円、高校・大学生500円、小中学生200円。公益社団法人日展、北日本新聞社、県民会館主催。
 
 改組新第3回日展富山展は16日、会場で全5部門の解説会を開く。午前11時から日本画と工芸美術、午後2時からは洋画、彫刻、書で県内作家が見どころを語る。

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