午後6時の同報無線の定時放送に合わせ、「信州たかやまワイナリー」のワインで乾杯する高山村民ら

午後6時の同報無線の定時放送に合わせ、「信州たかやまワイナリー」のワインで乾杯する高山村民ら

長野県 志賀高原・飯山・北信濃

高山村の初醸造ワイン発売

信濃毎日新聞(2017年4月16日)

 上高井郡高山村の農家らでつくる株式会社「信州たかやまワイナリー」は15日、昨年9月に醸造を始め、初めて完成したワインを発売した。ワインの特産化を目指し、村や村内の農家で「村ワインぶどう研究会」を設立してから11年。村内産ワインの完成を村中で祝おうと、実行委員会の呼び掛けで午後6時に一斉に乾杯して味わった。
 
 村ではこれまで、同研究会がワインブドウの栽培学習や視察などを重ね、栽培振興に努めてきた。同社をつくり、中核となるワイナリー(醸造所)を昨年、村内に開設。この日は同社や村内の酒店などで、白ワインとロゼワインの2種類を販売した。
 
 有志の実行委員会は、午後6時の同報無線の定時放送に合わせて乾杯し、その様子をSNS(会員制交流サイト)に投稿してPRしようと呼び掛けた。村内の飲食店には17人が集まり、6時に乾杯。スマートフォンなどで写真を撮った。白ワインを飲んだ村内のワインブドウ農家、星川輝雄さん(72)は「程よい酸味があり、飲みやすい」と満足していた。
 
 信州たかやまワイナリー社長の涌井一秋さん(55)は「おいしかったとの声を頂き、本当にありがたい。ワインをきっかけに村を元気にしていきたい」と話した。この日発売した白ワインとロゼワインは、ともに750ミリリットル入りで1620円(税込み)。今後も違う種類のワインを順次、販売する。問い合わせは同社(電話026・214・8726)へ。

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