坂口謹一郎博士の功績や魅力などを紹介したパネル展=12日、上越市本町3

坂口謹一郎博士の功績や魅力などを紹介したパネル展=12日、上越市本町3

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酒博士・坂口謹一郎生誕120年 企画展開催中 上越

新潟日報(2017年4月17日)

 上越市出身の「酒博士」坂口謹一郎博士の生誕120年を記念した企画展「博士のあゆみ展」が同市本町3の旧第四銀行高田支店で開かれている。来場者は博士の業績をまとめたパネルや直筆の和歌などを眺めながら、博士に思いをはせていた。

 記念事業実行委員会が、坂口博士の功績や人間的な魅力に触れてもらおうと高田城百万人観桜会に合わせて企画した。

 坂口博士は1897年生まれ。東京帝大農学部で学び、応用微生物学の世界的な権威と評された。ユキツバキを愛好し、歌人としても評価されている。

 企画展には、博士の生い立ちから研究成果などを紹介したパネル42枚を展示。博士のパスポートや、1975年の「歌会始の儀」に召人として招かれた日の朝に詠んだとされる直筆の和歌も飾られた。

 12日に観桜会場に向かう途中で訪れた兵庫県太子町の主婦(54)は「研究だけでなく歌を詠むなど多才な人だと知りました。偉大な博士をもっとアピールしてほしい」と話した。

 5月7日まで。23、29、30日、5月3~6日は休館。問い合わせは上越市文化振興課、025(526)6903。

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