満開の桜の間から、ふっくらとしたハナモモの花が顔を出し始めた。福井県大野市西勝原(かどはら)の勝原花桃公園では23日、「五箇のお花見会」が開かれる。ハナモモの花はちょうど見頃を迎えそう。
公園の周辺には、1本の木に2色の花が咲く品種「源平桃」が150本ほどあり、地元の住民たちが約30年にわたり手入れしている。
お花見会は午前10時から。パリ在住のダンサーが舞を披露するほか、飲食物の販売やクラフト作りなどがある。
今年は住民手作りの「ハナモモドレス」も登場。本物の枝にレースを付けて花に見立て、農作業用のシートや円形の花壇で囲んだ。体に合わせると大きな花のドレスを着ているように見える。
地元の五箇公民館によると、見頃は今週末から4月下旬ごろまで。19日は、花の開花状況を確認する人たちが次々と訪れていた。
当日は近くのカドハラスキー場跡地が駐車場となり、シャトルバスが発着する。問い合わせは同公民館=電話0779(65)6805。