珠洲市蛸島町の海岸に20日朝、オットセイ1頭が姿を見せたのを、海岸を散歩していた同町の音島勝之さん(74)が見つけた。のとじま臨海公園水族館(七尾市)によると、シベリアやアラスカに生息するキタオットセイの可能性が高く、潮に流されて珠洲に漂着したとみられる。
オットセイは体長約1・2メートルで、砂浜で周囲を見回したり、海に潜ったりしている。
のとじま臨海公園水族館の池口新一郎副館長は、顔つきの特徴からキタオットセイの可能性が大きいと指摘し「越冬のため北日本沿岸へ南下したキタオットセイが、潮に流されて珠洲に着いたのではないか」と分析した。