合掌造り家屋をバックに元気に舞う子どもや保存会員ら=南砺市相倉

合掌造り家屋をバックに元気に舞う子どもや保存会員ら=南砺市相倉

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合掌造りに春の獅子舞 南砺・相倉集落

北日本新聞(2017年4月21日)

 南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落の春祭りが20日始まった。雪が残る山々や茅葺(かやぶ)き屋根の家を背景に、住民らが躍動感あふれる舞を繰り広げた。21日まで。

 相倉獅子舞保存会メンバーら約20人が、集落内の地主神社や神主宿の家屋などを回った。獅子と向かい合って舞う獅子とりは、昨年も務めた相田笑那(えな)さん(9)=上平小学校4年、中田颯(はやて)君(8)=同3年、中田君の弟の蒼空(そら)君(6)=同1年=に加え、東山小雪さん(6)=同1年=が初めて参加。華やかな衣装を着て元気に舞い、国内外の観光客の注目を集めた。

 保存会長の東山真さん(35)は「祭りの獅子舞は、春を迎えた喜びを分かち合う大切な行事。これからも伝統として続けていきたい」と話していた。5月4日には、上平地域の世界文化遺産・菅沼合掌造り集落でも獅子舞がある。

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