新湊の岩ガキの初競りが1日、射水市八幡町の新湊漁港であり、大勢の仲買人が大きく育った富山湾の夏の味覚を競り落とした。
新湊漁港の競りには、射水市の新湊と海老江、堀岡、高岡市伏木の各地区の岩ガキ漁師が岩ガキを出荷している。水産資源保護のため、新湊漁協は解禁を例年の4月15日から半月遅らせた。
午後1時に始まった昼競りには、この日の朝に捕れた10~20センチの岩ガキ1380個が並び、仲買人がじっくりと品質を見極めていた。競りが始まると威勢の良い声が飛び、あっという間に全て競り落とされた。
昨年の1550個より少なくなったことに加え20センチ近い大ぶりの個体が多かったことから、昨年より1割ほど高い浜値が付いた。県内の鮮魚店や料理店などに出荷された。
岩ガキは夏に向けてさらに肉厚になる。漁は7月に最盛期を迎え、8月末まで。