海王丸の甲板に設置されたタイムベルとマントを着けた財団職員ら=海王丸パーク

海王丸の甲板に設置されたタイムベルとマントを着けた財団職員ら=海王丸パーク

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海王丸で幸せのベルを 財団が「恋人の聖地」結婚式提案

北日本新聞(2017年5月3日)

 伏木富山港・海王丸財団は、射水市海王町(新湊)の海王丸パークに停泊している帆船(はんせん)海王丸を使った「幸せのベル結婚式」を始める。船員に時間を知らせてきたタイムベルをカップルが打ち鳴らして将来を誓い合い、同財団が結婚式証明書を発行する。海王丸パークが「恋人の聖地」に選ばれていることもあり、同財団は「恋人にまつわる『財産』を生かして門出や節目を祝福したい」としている。

 帆船海王丸は1930年2月14日のバレンタインデーに進水したことから、多くの恋人が船を訪れる。大掛かりな結婚式や披露宴を望まないカップルのほか、式を挙げていない夫妻らに場所や機会を提供しようと企画した。

 式にはマント姿の財団職員が立ち会う。多くの船員を見守り、「幸せのベル」と呼ばれているタイムベルをカップルが打ち鳴らす。自治体への届け出などには使えないが、二人が式を挙げた記念品として「結婚式証明書」を贈る。

 必要な経費が、海王丸への乗船料(高校生以上400円、小中学生200円)だけという点も特徴の一つだ。同財団の柳野隆之会長は「手作りの結婚式の会場として、海王丸を活用してもらえればうれしい」と話す。

 対象は20歳以上で、希望者は2週間前までに予約が必要。問い合わせは伏木富山港・海王丸財団、電話0766(82)5181。

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