ラクダ科のアルパカを飼育している諏訪郡富士見町の「八ケ岳アルパカ牧場」がこの大型連休中、来園者にアルパカと触れ合ってもらう催しを開催している。中でもアルパカが走力を競う1日2回の「アルパカ・ダービー」は人気で、約900人が来園した4日も、勢いよく走るアルパカに大勢が声援を送った。
会場にファンファーレが鳴り響く中、ゼッケンを首に掛けた1〜4歳の雌のアルパカ4頭が一斉に出走。約100メートルのコースを10秒ほどで駆け抜けた。安曇野市から家族で訪れた山浦耕太朗君(10)は「すごかった。アルパカのイメージが変わった」と目を丸くして驚いていた。
ダービーはアルパカの生態を知ってもらおうと、同牧場の総責任者・広田敏男さん(59)らが発案。昨年夏に初めて行ったところ「のんびりしているイメージとのギャップで好評」だったという。
同牧場は、民間の富士見ファーム青少年育成センターが運営。4月に生まれた雌を含め12頭を飼育している。ダービーは7日までの正午と午後4時からの2回。入場料500円(小学生300円)。