岡谷市川岸上のツツジの名所「鶴峯公園」で6日、恒例のつつじ祭りが始まった。園内には30種のツツジ計約3万株があるが、今年は開花が例年より遅く、全体的にはまだ「咲き始め」の状態。市観光協会などでつくる実行委員会は「見頃に達していない」として、例年は有料の特設駐車場を7日まで無料開放する。
鶴峯公園のツツジは、旧川岸村が植樹のため300株を注文したものの、業者の勘違いで貨車3台分が届き、現在の名所につながったとされる。丸く刈られた株ごとに、赤や紫、ピンク、白などの花を咲かせ、毎年大勢が訪れる。
市観光協会によると、今年の開花は5月に入ってからで、見頃は10日ごろと予想。6日に来園した茅野市宮川の主婦中島久美子さん(42)は「鮮やかな花を期待してきたが一面が緑で驚いた」と話していた。
祭りは14日まで。7日は午前11時半と午後1時半から、地元の岡谷太鼓の演奏がある。