一乗谷朝倉氏遺跡で出土した重要文化財のつぼやわんなどが並ぶ特別公開展=福井市の福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館

一乗谷朝倉氏遺跡で出土した重要文化財のつぼやわんなどが並ぶ特別公開展=福井市の福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館

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国重文など出土品特別展 福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館

福井新聞(2017年5月8日)

 福井市の一乗谷朝倉氏遺跡の出土品のうち、国指定重要文化財の一部を披露する特別公開展「重要文化財は語る―武家屋敷と町屋のくらし―」が同市の県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館で開かれている。食事の皿や越前焼の調理具など、戦国時代の日常の営みを示す51点が並ぶ。前期は31日まで。

 また、合わせて同日までテーマ展「朝倉義景の出陣」を開催。最後の当主義景が、朝倉氏滅亡の約5カ月前、敦賀出陣の際に出した書状を展示している。

 特別公開展は、同館所蔵の重文2343点を、遺跡内の調査地別に毎年1回展示し、およそ10年ですべてを見てもらおうというシリーズ企画。5回目となる今年は、遺跡復原町並の南部にある武家屋敷と町屋群の周辺からの出土品を紹介している。

 食膳具では瀬戸、美濃地方で焼かれた灰釉(はいゆう)や鉄釉の皿、草花が描かれた中国製の染付皿などがあり、さまざまな種類が流通していたことがうかがえるという。9枚がまとまって出土した素焼きの皿「土師質(はじしつ)皿」は酒杯に使われた後、油を入れて火をともす「燈明(とうみょう)皿」に用いられたとみられ、すすが付いている。

 調理具では越前焼のすり鉢が使い込まれている様子が興味深い。茶道具類は茶葉を入れた越前焼のつぼや朝鮮から伝わった白磁わんなどがある。

 同館は「展示品で戦国時代の武士や町民の暮らしを感じてほしい」と話している。6月3日からの後期は展示品を追加し計200点とする。7月11日まで。

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