激しいぶつかり合いを繰り広げた牛の角突き初場所=3日、小千谷市小栗山

激しいぶつかり合いを繰り広げた牛の角突き初場所=3日、小千谷市小栗山

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真っ向激突拍手やまず 牛の角突き初場所 小千谷

新潟日報(2017年5月8日)

 国の重要無形民俗文化財に指定されている小千谷市の「牛の角突き」の初場所が3日、同市小栗山の小千谷闘牛場で開かれた。重さ1トン前後の牛が頭で激しく押し合い、約2200人の観客が声援を送った。

 勢子(せこ)と呼ばれる男性が土俵に清めの塩とお神酒をまき、安全を祈願した後、3~14歳の計40頭による20の取組が行われた。

 「ヨシター(頑張れ)」という勢子の掛け声が響く中、2頭の牛が低い姿勢で激しく頭をぶつけ合った。取組終了の合図で勢子たちが牛の後ろ足に素早く綱をかけ、興奮気味の牛を引き離すと、観客が拍手を送り健闘をたたえた。

 市内の小学3年男子(8)は「逃げずに頭から思い切りぶつかる姿が格好いい」と話した。

 次回の角突きは6月4日正午から。11月まで毎月1回、開かれる。

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