各大会のポスターを手に、連携強化への思いを胸に刻む大会関係者=あずまだち高瀬

各大会のポスターを手に、連携強化への思いを胸に刻む大会関係者=あずまだち高瀬

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県内トレイルラン3大会が連携 ロング完走者に木製盾

北日本新聞(2017年5月9日)

 TOGA天空、世界遺産五箇山・道宗道(ともに南砺市)、立山山麓(富山市)の県内3トレイルラン大会の連携強化に向け、3大会の実行委メンバーらが8日、南砺市で合同会議を開き、3大会全てのロングコースを完走した人に記念の木製盾を贈ることを申し合わせた。

 トレイルランは最小限の装備を担いで山野を駆ける競技。舗装されず、土や木の根がむき出しになった道が組み込まれ、アップダウンも激しいことから、自然の厳しさや魅力を体感できるとして、人気を集めている。

 県内には3大会があり、今年も5月20、21日にTOGA天空、6月25日に立山山麓、10月7~9日に五箇山・道宗道が行われる。昔の生活道である古道を含めたコースの多様性、真宗王国・南砺の歴史性、累積高低差2千メートル以上などそれぞれの特長から、評判が県外にも広がっている。

 3者の合同会議は8日、南砺市北市(井波)の「あずまだち高瀬」で開かれ、五箇山・道宗道の山瀬悦朗、TOGA天空の野原宏史の両実行委員長、立山山麓を主催する大山観光開発の谷村豊彦社長らが出席。記念盾には、完走者の名前や3大会ロングコースの記録を刻むことにした。

 ロングはTOGAの40・9キロを最長に、五箇山・道宗道36キロ、立山山麓20キロ。1~3カ月余りの間隔があるため、3大会全ての出場が可能だという。山瀬実行委員長らは「連携強化によって、大会を一緒に盛り上げたい」と話していた。

 TOGA天空、立山山麓は北日本新聞社共催、五箇山・道宗道が同後援。

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