南砺市上平地域の世界遺産・菅沼合掌造り集落の畑で、球根生産のために栽培されているチューリップが満開を迎え、9日も観光客を楽しませていた。
五箇山農業公社が、景観の魅力向上と耕作放棄地解消を目的に2009年から栽培している。3アールの畑に5品種9千球が植えられ、黄色の「黄小町」やピンクの「レオフィッシャー」などが咲き誇っている。
同公社によると、今年は例年より1週間ほど開花が遅いが、花を楽しめるのはあと1週間という。集落では、合掌造り家屋の屋根のふき替え作業も行われており、来月初めまで続く。