天竜川を見下ろす急斜面で始まった茶摘み=9日、天龍村中井侍

天竜川を見下ろす急斜面で始まった茶摘み=9日、天龍村中井侍

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天龍で待望の茶摘み 楽しさ集う畑

信濃毎日新聞(2017年5月10日)

 下伊那郡天龍村中井侍地区の羽田野七郎平さん(88)の茶畑で9日、茶摘みが始まった。今年は3月下旬から日照が少ない日が続き、昨年より8日遅れ。茶葉の生育を見守ってきた羽田野さんは、待ちわびたように「茶摘み唄(うた)」を口ずさみ、丁寧に新芽を摘み取った。

 この日は、羽田野さんの親戚や知人ら15人が集まった。腰に「ぼうら」と呼ばれる籠を着け、一番茶にする枝先の新芽3枚を摘んでいった。飯田市から夫婦で手伝いに訪れた安井とも子さん(53)は「摘んでいるとみずみずしい香りがするので、作業が好き」。羽田野さんの妹の村松為子さん(80)は「幼なじみにも会えるので、毎年楽しみにしている」と、会話に花を咲かせながら作業を進めた。

 広さ約30アールの羽田野さんの茶畑では、緑茶用品種のやぶきた約800キロの収穫を見込んでいる。羽田野さんは「一番茶の葉は寒い季節を苦労して成長した分だけ味が深い」と期待していた。

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