7月で運行3年を迎えるしなの鉄道の観光列車「ろくもん」。信州DCに合わせ、篠ノ井線・塩尻駅まで特別運行する

7月で運行3年を迎えるしなの鉄道の観光列車「ろくもん」。信州DCに合わせ、篠ノ井線・塩尻駅まで特別運行する

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「ろくもん」塩尻へ初運行 7月8日、軽井沢から往復

信濃毎日新聞(2017年5月12日)

 軽井沢―長野間を運行しているしなの鉄道(上田市)の観光列車「ろくもん」が7月8日、初めてJR篠ノ井線塩尻駅(塩尻市)まで往復運行することが11日分かった。JRグループなどが展開する7〜9月の大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせた特別企画。7月で運行3年を迎えるろくもんを初めて中信地方へ乗り入れ、利用促進の呼び水とする考えだ。

 ろくもんは3両編成。県産木材を使った内装や高級感ある食事が売りだ。2014年7月から週末や連休を中心に、軽井沢―長野間を往復するなどしている。1年目途中から食事付きプランの利用率が1便当たり80〜90%と好調に推移している。

 7月8日は、往路と復路を別々の商品として発売。往路は軽井沢駅を午前11時20分ごろ出発。篠ノ井駅から篠ノ井線に入り、午後2時半ごろ塩尻駅に到着する。復路は午後3時半に塩尻駅を出て、7時ごろ軽井沢駅に戻る。

 往路の食事は沢屋(北佐久郡軽井沢町)が前菜、アトリエ・ド・フロマージュ(東御市)がメインを担当する洋食。復路は上高井郡小布施町の「鈴花」の和食。千曲川流域の「千曲川」、松本・安曇野などの「日本アルプス」、塩尻市の「桔梗ケ原」のワイナリー集積地(ワインバレー)沿線を走ることから、地元ワイン5種類を提供する。

 しなの鉄道は「ろくもんは食事や内装などが信州づくし。県全域で親しんでもらうきっかけになればいい」と期待している。

 食事付きプラン(1人2万1600円)の定員は往路、復路それぞれ48人。ほかに乗車証明書や弁当などが付いたエコノミープラン(同1万2800円)も同24人分販売する。今月15日午前10時から予約センター(電話0268・29・0069)で受け付ける。

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