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富山マラソン、参加申し込み順調

北日本新聞(2017年5月13日)

 10月29日に開かれる「富山マラソン2017」の実行委員会(会長・石井隆一知事)は12日、県民会館であり、事務局が現在の参加申し込み状況などを報告した。金沢マラソンと同日開催となったにもかかわらず、申し込みは順調という。一方、今回からコースの一部が変更になることについて、出席者から期待と不安の声が聞かれた。

 大会は2015年に始まり、今年で3回目。フルマラソン(42・195キロ)とジョギング(約4キロ)、車いす(9キロ)の3部門を実施し、参加は1万3千人規模となる。

 フルマラソンは県民枠、応援枠、一般枠(先着)の計1万1千人分が既に埋まった。全47都道府県からエントリーがあるという。一般枠(抽選)と出走権付き宿泊枠、海外枠は定員に空きがあり、6月16日まで受け付ける。ジョギング、車いすの両部門も引き続き出場者を募集している。

 今回から高低差のある35キロ地点の呉羽山や、立山連峰のパノラマが見える富山大橋を通過しないなど、コースの一部変更点も説明された。オブザーバーとして参加した一昨年の優勝者、藤原新さん(富山市)は「フラットなコースとなり、より好記録が狙える」と分析した。

 一方、競技関係者や沿線の自治会からは「市街地や呉羽山を走るのが富山マラソンの魅力の一つだったのに...」と残念がる声も。石井知事は「沿道の応援を増やすなど工夫をしたい。富山マラソンの良さは、ほかにもたくさんあり、人気アップの努力を続ける」と話した。大会は実行委と富山陸上競技協会主催。県と富山、高岡、射水の沿道3市、北日本新聞社共催。問い合わせは平日午前9時~午後5時まで実行委事務局、電話076(444)4102。

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