小矢部市津沢地区で6月2、3日に開催される津沢夜高あんどん祭を前に、メイン会場のあんどん広場前に飾られた田楽行燈(あんどん)の点灯式が13日、行われた。夜高太鼓も披露され、ムードを高めた。
津沢夜高行燈保存会の沼田信良会長が「本祭まであと20日。ここまで支えてもらった感謝の気持ちを込めたい」とあいさつ。桜井森夫市長や中田正樹市議会副議長、筱岡貞郎県議らと点灯スイッチを押し、武者絵が描かれた田楽行燈に明かりをともした。
あんどん広場を訪れた住民らを前に、津沢夜高太鼓民謡保存会の中高生らが夜高太鼓を力強く演奏した。夜高踊りの披露や昨年の「夜高太鼓と笛のちびっこ競演会」の上位入賞者による演奏もあり、住民は祭りを心待ちにしていた。
田楽行燈と中心部の通りを彩るちょうちんは午後6時半~同11時にともす。祭りでは大中小21基のあんどんの練り回しや、呼び物の大あんどんのぶつかり合いが行われる。